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【111】天目茶碗/星河盞(柴燒)/作家:暨子文
¥36,000
製作者の暨子文は南平工芸美術協会理事。2002年に陶磁器を始め、窯で焼く技術に精通している。2018年、伝古堂建盏工作室を設立し、柴窯焼成建盏に専心するようになる。また、柴窯の高温で焼く元来の技術に加え独特な経験も持つ。 作品は古きを慕い、宋時代の優秀な建盏の造形を借りて水吉の原料を用い、釉色も質感も古風な趣にあふれている。ベースの釉薬にはリボン状の縞模様があり、無数の星が舞っているように見えることから「銀河盏」と言われる。
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【131】天目茶碗/銀油滴盞/作家:張小霊
¥45,000
製作者の張小霊は1988年生まれ、建陽水吉鎮出身。幼い頃から父である廖友泉を師として「焼成黒釉鉄胎建盏」を一通り学ぶ。現在は高級技術者であり「南平市工芸美術師」、福建省工芸美術学会理事。 電窯焼成伝統大油滴や小油滴建盏を得意とし、伝統柴窯焼成の技術に長け、その柴焼建盏は水吉の原料を用い、よく締まった器胎は火の跡が鮮明で釉色は趣がある。写真は有名な「廖銘観星」で、無駄のない造形と夕暮れの空のような色、全体が大小の銀油滴で覆われ距離が様々な星のように見えることから「観星」の名がつけられた。
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【119】天目茶碗/柴燒宝変玄紋鉢/作家名:連小華
¥36,000
製作者の連小華は1972年生まれ、建陽水吉鎮出身。1988年に建盏の名人・闕梅嬌氏に入門し、黒釉の鉄胎建盏焼成をろくろから施釉、焼成まで一通り学ぶ。現在は高級技術者として「南平工芸美術名芸人」となっている。2017年「紫金大油滴」が第1回建窯建盏(建陽)文化博覧会」最優秀革新賞を受賞している。 電窯焼成伝統油滴や鷓鴣斑建盏などを得意とし、伝統柴窯焼成の技術も長けている。その柴焼建盏は水吉の原料を用い、締まった器胎と素朴な釉色、変化する縞模様が特徴である。写真の「柴焼窯変玄紋鉢」は、巧みな手作業の跡が残されており、釉薬は絶妙なバランスで表面に施され、焼成の後は思いがけない模様があらわれる。星が見え隠れするように繊細な灰析結晶が浮き上がり表現できない美しさがある。